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作曲のための基礎知識

【コードの仕組みとは】初心者のためのコード理論。規則的な音の並びとコードネーム

投稿日:2018年10月6日 更新日:

今日はコードについてのお話です。
acoustic space
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初心者向けのギターの教材では、「とりあえずコードを押さえてみましょう!」といったところから始まるものも多いですね。

 

ギタリストに限らず、ポピュラー音楽に携わる方なら日々コードという言葉を耳にします。

 

コードとは音の詰み重なり。作曲はもちろんのこと、たくさんの楽器の音を重ねる編曲においては非常に重要な要素です。

 

コードがわかるようになれば、メロディーとの関係性や周りの楽器との関係性が深く理解できるようになり、1つの曲をより深く理解ができるようになります。

 

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コードとは?

コードとは、3つ以上の和音でできた1つの音の響きのことをいいます。

 

基本は3和音

 基本のコード
  • ルート(1度)+ 3度 + 5度
メジャーコードと言われるものです。Cのコードであれば、構成音はドミソです。
acoustic space
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3度や5度って?

先ほど出てきた3度や5度という言葉。これは度数といって音の間隔を表すものです。度数の考え方では、音の間隔を音階で数えます。

半音刻みに数えるわけではないということですね。
acoustic space
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音階についてはこちら!

 

基準となる音(ルート)を1度とし、

1オクターブ(8度)で一周します。

 

■キーがCの場合

C(ド):1度(ルート)
D(レ):2度
E(ミ):3度
F(ファ):4度
G(ソ):5度
A(ラ):6度
B(シ):7度
C(ド):8度
D(レ):9度

 

間違いやすい点は、

ルートは1度としてカウントすることです。

注意しましょう。

 

♯や♭がつくと

楽曲によってには

スケールから外れた音が

登場することがあります。

 

しかしこれまでの説明では、

音階を基準として度数を数えるため、

♯や♭を表すことができません。

 

スケール外の音は

どう考えればいいでしょうか?

 

結論から言うと

♯や♭がついても

度数そのものに変化はありません。

 

長や短、増、減、または完全

という言葉を使って表現します。

 

コードネームと度数

コード(和音)には、

音の積み重なり方によって

それぞれに名前が付けられています。

 

これをコードネームと呼んでいます。

 

コードネームには法則があり、

この名前がつく時は

この音の積み重なり方をする

ということが決まっています。

 

知識があれば

コードネームが分かれば

自分でコードを探し出すことができます。

 

ここからは代表的なコードを紹介します。

(全てのキーをCで考えます。)

 

メジャーコード(C)

Root+M3+M5

ド+ミ+ソの3和音で構成されています。

最も基本的なコードです。

 

マイナーコード(Cm)

Root+m3+M5

ド+ミ♭+ソで構成されます。

メジャーコードと比較して、

ミの音が半音下がっています。

 

たった1音の違いですが

これだけでコードの雰囲気がかなり変わります。

 

コードネームの表記上は

小文字の”m”で表されます。

 

セブンスコード(C7)

Root+M3+M5+m7

4和音が出てきました。

ド+ミ+ソ+シ♭で構成されます。

 

セブンスコードを主体に曲を作ると

ブルージーな印象になります。

 

曲中で部分的に使う場合は、

AメロからBメロに移行する時や

Bメロからサビに移行する時など

次の展開に移り変わる場面で使用すると

効果的に使うことができます。

 

表記は”7”で表します。

 

メジャーセブンスコード(CM7)

Root+M3+M5+M7

こちらもセブンスコードと同じく4和音。

 

7度の音に注目ですね。

構成音はド+ミ+ソ+シです。

 

表記は”M7”と表します。

 

マイナーは小文字の“m”でしたが

メジャーは大文字の“M”で表記します。

 

マイナーセブンスコード(Cm7)

Root+m3+M5+m7

マイナーコードに

セブンスが加わりました。

 

少しコードネームの規則性が

見えてきたのではないでしょうか。

 

構成音はド+ミ♭+ソ+シ♭

 

表記は”m7”です。

 

シックスコード(C6)

Root+M3+M5+M6

6度が出てきました。

メジャーコードに6度の音を足せば

シックスコードとなります。

 

構成音は、ド+ミ+ソ+ラの4和音。

 

表記は”6”です。

 

あまり見かけないコードに

感じるかもしれませんが

特定のジャンルでは多様します。

ポップスなんかでも頻繁に使用されています。

 

アドナインス(Cadd9)

Root+M3+M5+M9

メジャーコードに9度の音を足すと

アドナインスコードとなります。

 

構成音は、ド+ミ+ソ+レ

 

表記は”add9”と表します。

 

ちなみに、addは

付け加えるという意味です。

 

ナインスコード(C9)

Root+M3+M5+m7+M9

先ほどのadd9コードと混同しやすく、

注意が必要なコードです。

 

add9コードは、

メジャーコードに9度を足しましたが、

ナインスコードは、

セブンスコードに9度を足します。

 

構成音は、ド+ミ+ソ+シ♭+レ

 

”9”と表記します。

 

サスフォー(Csus4)

Root+M4+M5

ド+ファ+ソの3和音。

 

実際の曲中では、

メジャーコードとセットで

使われることが多いです。

 

表記は”sus4”となります。

 

ディミニッシュ(Cdim)

Root+m3+-5+M6

ド+ミ♭+ソ♭の3和音。

 

特殊なコードで、

コードとコードをつなぐ

経過音の役割をします。

 

表記は”dim”です。

 

オーギュメント(Caug)

Root+M3++5

構成音はド+ミ+ソ♯

 

こちらも経過音としての使用が多いコードです。

 

表記は”aug”です。

 

マイナーセブンスフラットファイブ(Cm7-5)

ルート(1度)+短3度+短5度+短7度

構成音は、ド+ミ♭+ソ♭+シ♭

 

最近のJ-POPなんかで、

よく取り入れられていますね。

 

表記は”m7-5”と表します。

 

さいごに

構成音の1つが異なるだけで

全く違った響きとなり、

コードの印象は大きく変化します。

 

今回はコードネームのみの紹介ですが、

曲づくりにおいては、

コードやコード進行、

この辺りの話はかなり奥が深いです。

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