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コラム

【最低限は知っておこう】音楽に理論や知識は必要か?

投稿日:2019年2月5日 更新日:

 

アーティストであれ、エンジニアであれ、

音に関わるならば、音というものを深く理解するべきです。

 

「頭よりもフィーリングで音楽がしたいんだ!」

「音響に関しては、PAさんが調整してくれるし、問題ない。」

 

そう思う方、

思っている方は多いでしょう。

 

曲は降りてくる、という人がいるように

いい曲を生み出す上で、必ずしも知識は必要ないかもしれません。

 

ですが、それをアレンジしてミックスする、

できた楽曲をライブで演奏し聴いてもらう、

となれば話は別です。

 

今回は音楽をする上での

理論や知識の必要性について考えていきます。

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音楽は感性でするもの

エンジニアであるならば、当然知識は必要なものでしょう。

しかし、アーティストやミュージシャンに

理論や知識は必要なのでしょうか。

 

「音楽は感性でするもの」

 

もちろん非常に大切なことですし、

アーティストであるならば、

高い感性が必要だと思います。

 

アーティストとは芸術家です。

無の状態から、新しい何かを生み出します。

 

ですが、それが必ずしも人に伝わる、

もしくは共感を生むものであるとは限りません。

それがいいか悪いかは、今回は置いておきましょう。

 

理論を知ると理論に縛られる?

理論を勉強すると、

理論中心の曲作りになってしまって

面白い曲ができない。

 

よく耳にする主張です。

 

ですが、世の中の多くの楽曲は

理論に基づき、作られています。

 

実際、音楽理論を知らないと公言している

プロのアーティストもいますが、

その人たちの曲を分析すると

音楽理論に沿って作られていることがほとんどです。

経験からなのか、

才能からなのか、

音楽理論を身体で理解しているということなのでしょう。

 

「音楽理論なんていらない。」

と主張する人は、

実は理論を知らない、分からない人が大半です。

気にする必要はないでしょう。

 

理論を学ぶ大きなメリットとして

楽曲分析が出来るようになることを挙げます。

 

楽曲分析が出来るということは

1つの曲を聴いた時に

たくさんの気付きを得ることができます。

 

自分の音楽の引き出しが増えるということです。

引き出しは多ければ多いほど、音楽をする上で役立ちます。

 

イメージを実現する人

リスナーにいい音楽を届けるためには、

CDを作ったり、ライブをしますよね。

 

プロの現場では当然、専門に応じそれぞれにプロがいて、

リスナーに最高の音楽が届くよう

たくさんの技術者の手を借りて、

アーティストの想いやイメージが、形となって実現します。

 

プロだったらの話です。

 

アマチュアの場合は、そうもいかないですよね。

作曲段階からライブで楽曲を披露するところまで

それぞれに専門家がいることは稀です。

 

つまり、全てにおいて自分でイメージを形にし、

リスナーに届けなければいけないということです。

 

プロだったら理論や知識はいらない、

と言っているわけではありません。

逆にプロなら理論や知識は当たり前に持っています。

 

伝えることの重要性

アマチュアであっても、

設備の整っているところで演奏すればPAはいます。

ですが、果たして自分の思っている音が

観客に届いているでしょうか。

 

私も昔、ライブをよくしていた頃は

時間が許せば、よく観客席側で聴き、

PAに要望を出していました。

 

しかし、思った通りにならないことの方が多く、

不満を抱えたまま本番を迎えることが多かったです。

 

それはPAの技術不足の場合もありますが、

演奏者側の伝え方に問題があることの方が多いです。

 

知識がなければ、

「こんな感じ」や「あんな感じ」

といったように、抽象的にしか表現が出来ません。

 

いつも一緒に練習しているならば

それでも伝わるのかもしれませんが、

基本的にPAさんとは、

面識があまりないことの方が多いと思います。

 

もっと具体的に伝える必要がありますよね。

 

作曲者と別にアレンジャーがいる場合も

同じことが言えます。

 

作曲者がアレンジャーに要望を出す際、

「こんな感じにしてほしい。」

では、なかなか作曲者のイメージの実現は難しいですよね。

 

私も経験があります。

「イントロはニャンニャンした音が欲しい。」

作曲者にそう言われ、アレンジを投げられました。

 

「わかるわけねぇだろ。」

と思いながら、それっぽい音を何十種類も用意して

作曲者に聴かせましたが、

納得する音がなかったようで、結局分からずじまいでした。

 

人に自分の要望を伝えるためには、

知識なくしては、難しいものがあります。

 

いい楽曲をつくる。

いいライブをする。

いい音響空間をつくる。

 

いい音楽をするためには

理論や知識は必要になります。

 

DTMの場合

DTMの場合では、

自分でアレンジからミックスまで

全てを自分ですることが多いですよね。

 

もっと言えば、制作環境も自分で作ります。

 

曲をたくさんつくることも大切ですが、

理論や音響も勉強しましょう。

自分の曲のクオリティに直結します。

 

さいごに

ここまでいろいろと説明してきましたが、

正直、理論や知識なんてものは

音楽をする中で勝手に身につくものもありますし、

必要だと感じた時に勉強すればいいと思います。

 

趣味で音楽をする場合なら

いらないことも多いでしょう。

 

しかし、

「もっといい曲を作りたい。」

「有名になりたい。」

と上を目指すのであれば、

ものにしておきたいところですね。

 

↓音に関してはこちらから

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