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リズム

【拍子って何?】初心者でもわかるリズムの基礎(拍と拍子)

投稿日:2018年9月15日 更新日:

音楽に関わるにあたって、リズムの理解は、非常に重要です。リズムを分解すると、リズムを形作っているものに、拍子や拍と呼ばれるものがあります。

これらは演奏する上でも、作曲する上でも非常に大切です。「音楽は聴くだけ!」という方でも知識があるだけで、音楽への理解や聴こえ方が変わってきますよ!
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今回は音楽の基礎、拍と拍子について説明していきます。

 

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リズムの構成要素

リズムというものは、音が集まるほどに複雑になっていきますが、基本は簡単で単純なリズムからなっています。

理解してしまえば、それほど難しいものではありませんよ。
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 リズムの構成要素
  • リズムの最小単位:拍
  • リズムの基本単位:拍子

①リズムの最小単位 -拍-

そもそもリズムとは何でしょうか?
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音楽でいうリズムとは、規則的に一定の間隔で鳴る音の繰り返しのことです。身近なものでは、時計の秒針や心臓の鼓動なんかが当てはまりますね。規則的に同じリズムで動いています。

 

時計だと1秒、心臓だと鼓動1回。この1つ1つが拍です。

拍とはリズムの最小単位といえます。

 

②リズムの基本単位 -拍子-

 POINT

拍は1つだけではリズムになれません。

複数集まって初めてリズムになれます。

 

拍が一定数集まってできたもの、それが拍子です。

 

拍が2つ集まれば2拍子。

拍が3つ集まれば3拍子。

拍が4つ集まれば4拍子。

 

どんな曲でもこれが基本となり、繰り返され、展開していきます。

拍子とはリズムの基本単位といえます。

 

拍子の種類

 拍と表紙
  • 拍とは、リズムの1つ1つ
  • 拍子とは、拍が複数集まったもの
ここまでを理解できたら、次は拍子の種類について見ていきましょう。
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先程少し出てきましたが、2拍子や3拍子と呼ばれるものです。拍子には、5拍子や6拍子、7拍子なんてものも存在しますが、かなり複雑になりますし、ポピュラー音楽ではあまり使われません。

 

ここではよく使われていて、一般的なものだけを取り上げます。

 

2拍子

拍が2つ集まったものです。

行進曲(マーチ)のリズムは2拍子です。

カントリー系の曲やサンバにもこの拍子が多いですね。

 

 

3拍子

日本人は苦手なリズム。

そう言われることが多いリズムです。

 

ワルツがこの拍子に当てはまります。

 

 

4拍子

ポップスやロック、ブルース、ファンク。

世の中のポピュラーミュージックのほとんどがこれに当てはまります。

 

 

アクセントが拍子を決める

ここまで紹介した様々な拍子ですが、この拍子というもの、2拍子であろうと3拍子であろうと、同じテンポなら音の鳴るタイミングは全て同じなんです。

混乱しましたか?言葉選びが難しいですね。では、こう言い換えましょう。
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 拍子とアクセント

同じタイミングで鳴る音は、アクセントの場所(音が強く感じる場所)を決めてやることによって、何拍子になるかが決まります。

 

拍子にはアクセントがあり、そのアクセントを感じて初めて「これは2拍子だ。」「これは3拍子だ。」と感じることが出来るのです。

 

 強拍と弱拍

リズムを理解する上では、アクセントの理解が必要です。アクセントとは、リズムの中で音を強く感じる場所を指します。

 

この強く感じる場所を「強拍」といい、

それ以外の場所を「弱拍」といいます。

 

ただし強拍だからといって、必ずしも音が強く鳴ってる訳ではありません。あくまでも強く感じる場所です。

 

①強拍と拍子

さて、この強拍というものですが、基本的に拍子の始め(1拍目)にいます。

 

 例えば、、、
  • 2拍子なら「イチ・ニ・イチ・ニ」の「イチ」が強拍
  • 3拍子なら「イチ・ニ・サン・イチ・ニ・サン」の「イチ」が強拍

 

拍子は1つの強拍とその他の弱拍が組み合わさったものであり、強拍から次の強拍までの1サイクルが拍子を決定付けます。

 

②2拍子と4拍子

続いて4拍子と2拍子についてみていきます。この2つの拍子、パッと聴いただけでは、なかなか判断が難しいかと思います。

 

 

そもそも4拍子とは、2拍子が2つ組み合わさって出来ています。

違いは強拍の場所。

 

2拍子は「イチ・ニ・イチ・ニ」

の「イチ」が強拍であるのに対して

4拍子は「イチ・ニ・サン・シ」

の「イチ」が強拍となり、「サン」が中強拍と呼ばれるものになります。

 

1拍目に大きなアクセント、3拍目に小さなアクセントがあると考えて頂ければ大丈夫です。

感覚的なお話にはなりますが、2拍子は速くて活発な曲が多いのに対し、4拍子はゆったり流れる曲が多く感じます。もちろん4拍子でもテンポが速くなれば速くなりますし、一概には言えませんが。
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拍子記号

 

 

 

 

上記のような記号を楽譜でよく目にしませんか?
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これは拍子を表す記号で、拍子記号と呼ばれるものです。一般的に拍子は、楽譜上において分数で表します。

 

①拍子記号の読み方

さて、この分数の読み方、考え方です。覚えてしまえば簡単ですよ!
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先程の例をもとに見ていきましょう。

 

 

 

上記は4分の4拍子です。分母と分子はそれぞれ音符の種類とその数を表しています。

 

 拍子記号の分母と分子
  • 分母(下):1拍の基準を何音符とするかを決めています。
  • 分子(上):基準とした音符が、1小節の中にいくつ入るかを決めています。

 

上記の例の場合だと、「1小節の中に4分音符が4つ入る」ことを表しています。言い換えれば、拍子記号の分数は拍子を表すのと同時に、1小節の大きさを決めているとも言えます。

 

1小節の中に4音符が4個入る。

言い換えれば、

4分音符4個分の大きさが1小節。

とも言えます。

 

②様々な拍子と拍子記号

4分の4拍子以外の代表的な拍子についても見ていきましょう。
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4分の2拍子

 

 

 

4分の2拍子です。

「1小節に4分音符が2つ」入っているのが分かりますね。

 

4分の3拍子

 

 

 

先程説明した3拍子です。

1小節に4分音符が3つ入ります。

 

8分の6拍子

 

 

 

分母に8分音符が出てきました。

1小節に8分音符が6つ入る。

考え方は同じです。

8分の6拍子と4分の3拍子は、疑問に感じる方が多いみたいでよく質問を頂くため、以下で詳しく説明しています。
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さいごに

いかがでしたでしょうか。

 

演奏するにも、作曲するにもこのリズムの基礎は非常に重要です。リズムの理解があなたの演奏、作曲スキルを補強してくれます。

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