DTMやDAW。
いざ、やってみようと思っても
選べるものや種類の多さに戸惑います。
専門的な用語や仕様が
さらに理解を難しくします。
結局、最低限、何が必要なのか分かりずらいですよね。
そこで、ここでは
最低限、これぐらいは用意しよう!
というものをまとめました。
CONTENTS
最低限必要なもの
「まず、これがないと何もできない。」
最低限必要であるものを紹介します。
PCとシーケンスソフト(DAWソフト)さえあれば
すぐに始めることができます。
PC(パソコン)
当然パソコン無しでは何もできません。
パソコンは必ず必要になります。
いざ、購入しようとすると
どれぐらいのスペック(性能)を持ったパソコンが必要か?
悩むポイントですよね。
最近では、実際にギターを弾いて録音するようなことは少なくなり、
作曲からミックス、マスタリングまで
すべて作業を1台のPCで完結させることが多くなってきました。
その過程では、たくさんのソフトシンセやプラグインを使用します。
PCに要求されるスペックは当然高くなりますよね。
ストレスなく、作業をするためには、
ハイスペックなPCが必要となりますが、
値段もどんどん高くなります。
そこで、ここでは
「初心者ならこれぐらいのPCを用意すればいいよ。」
というもの紹介します。
DTMをするに当たって
最低限押さえておくべきスペックは以下の通りです。
CPU:intel core i5以上
メモリ:8GB以上
HDD:512GB以上
私はこれよりも少し余裕を持ったスペックを推奨しています。
実際に使ってみる中で
「もっとこんなことや、あんなことがしたい!」
と思った時でも、ある程度までなら対応できます。
シーケンスソフト(DAWソフト)
もうひとつ、必ず必要なものが
PCにインストールするシーケンスソフト(DAWソフト)です。
DAWとは
Digital Audio Workstationの略で
音を録音したり、
音を加工したり、
曲を作る上で必要な処理をしてくれるソフトです。
これにも様々なメーカーから
様々な種類のDAWが発売されており、
何がいいのかわからないでしょう。
詳しくはまた別の記事で紹介しますが
今回は簡単にだけ紹介します。
Pro Tools
AVID ( アビッド ) / Pro Tools Studioサブスクリプション版1年
音楽業界にて最も普及しているDAWで、業界標準です。
正直導入のハードルは他のDAWソフトに比べ高いと感じますが、
どのDAWも使ったことがないのであれば、同じです。
使えるようになっていれば、プロの現場で通用します。
レコーディングの際でも、曲の受け渡しをする時に
変換せずともそのままファイルを受け渡しできたり、
実際便利なことは多いです。
デメリットとして
・導入するコストが高い
・動作環境を保つにもコストがかかる。
昔はなかったですが今では、”Pro Tools first“という
無料版のPro Toolsもダウンロードすることができます。
一度試してみるのもいいですね。
Cubase
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Pro 9.5
こちらも非常に人気のあるDAW。
ドイツのSTEINBERG社からリリースされています。
私が思う最大のメリットは
ボカロとの連携が出来ることです。
他のDAWソフトでは同一のDAW上で作業することができないため、
ボカロは他のソフトで作って、
オーディオデータとして書き出すか、同期させることが多いのですが
Cubaseなら、同一DAW上で他の楽器と同じように編集が出来るため
作業効率が非常に向上します。
こちらも30日間の体験版があるので
試してみるのもいいと思います。
Logic
GarageBandの有料版です。
Apple社の製品でMacでしか動作しません。
Apple社のDAWだけあって
iOSのアップデートには最も早く対応してくれます。
Macを使っていてGarageBandを使ったことがある方だと、
Logicも選択肢の1つになりますね。
その他に用意するもの
こちらもほぼ必須です。
パソコンとDAWソフトだけでは
まともに録音したり、ミックスすることは出来ません。
オーディオインターフェース
パソコンと周辺機器を接続するための機械です。
・実際に弾いたギターやキーボードの音をパソコンに取り込む。
・取り込んだ音をスピーカーに出力し、再生する。
主な役割はこんなところです。
パソコンには、もともとライン入力端子と
ヘッドフォン端子のついたものが多くありますが、
これでは不十分です。
ボイスメモを録音する、再生する程度でしたら十分かもしれませんが
音楽を作る、再生するとなると
ノイズの問題やレイテンシー(音の遅れ)の問題で
とても使えたものではありません。
初心者でもおすすめのオーディオインターフェースはこちらです。
STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR22mkII
実はこのオーディオインターフェースは
購入すると”Cubase AI”というDAWソフトがついてきます。
入門用のソフトですが、
今からDTMを始めるのであれば
一旦これを使ってみて、
物足りなくなった時に有料版を購入すればいいと思います。
はじめてのオーディオインターフェースなら
これを買っておけば間違いないでしょう。
スピーカー
音を再生するためにはスピーカーも必要不可欠でしょう。
パソコン搭載のスピーカーでは細かいところまで聴こえず、役不足です。
音楽用にも色々ありますが
DTMの場合、よりフラットな音のするスピーカーが望ましいです。
私のオススメスピーカーはこちらです。
YAMAHA ( ヤマハ ) / MSP3 ペア モニタースピーカー
こちらは業界標準のスピーカーです。
フラットな音がします。
音楽が仕事でも十分に使える性能です。
こちらもオススメです。
YAMAHA ( ヤマハ ) / HS5 PAIR 定番スタジオモニター
私も一時期使っていた時期がありましたが
こちらでも問題はないでしょう。
MSP3と比べると
こちらの方が音楽鑑賞向きというような印象を受けました。
MSP3の方がよりフラットな音がしますが
こちらもいいスピーカーです。
ヘッドフォン
もう1つ必要なもの。
ヘッドフォンですね。
こちらもフラットな音がするものが望ましいです。
SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST 定番モニターヘッドホン
こちらも業界標準のヘッドフォンです。
これを買えば間違いありません。
私も使用しています。
あると便利なもの
今まで紹介してきたもので
必要なものは揃いました。
ここからは実際にDAWを使う中で
必要があると感じた時に揃えましょう。
MIDIキーボード
打ち込みをする方にはオススメです。
作業の効率化が図れます。
打ち込みをする際、
マウスを使って1ノートずつ打ち込むことは非常に大変です。
キーボードを使えば、効率的に打ち込みが出来るようになります。
ドラムの打ち込み等も出来ますし、
ピアノが弾ける、弾けないはそれほど重要ではありません。
同じモデルで25鍵のものもありますが
さすがに少ないと感じました。
こちらのものは37鍵ですが
コンパクトでシンプルで使い勝手もいいですよ。
プラグイン
DAWでいうプラグインとは
音を加工する際に必要となるエフェクトのことです。
リバーブだったり、イコライザーだったり、
コンプレッサーというものですね。
それぞれのDAWソフトには
初めから使えるプラグインが備わっていたりします。
必要に感じた時に購入しましょう。
迷った時はこれを買えば間違いないです。
1つのパッケージの中に
たくさんのプラグインがバンドルされています。
WAVES製品は年に数回セールをしますが
その値引率がすごい!
必ずセールの時に買うようにしましょう。
WAVES Goldの詳しい説明はこちら
ソフトシンセ
こちらはギターやベースなどの音源のことです。
正直、初めから使える音源ではすぐに満足出来なくなります。
種類もかなり多くありますし、
必要に応じて徐々に増やしていきましょう。
まとめ
DTMを始めるにあたって、
必要なものは以下の通りです。
▪️必ず必要なもの
・PC(パソコン)
・DAWソフト
▪️その他に用意するもの
・オーディオインターフェース
・スピーカー
・ヘッドフォン
▪️あると便利なもの
・MIDIキーボード
・プラグイン
・ソフトシンセ
自分が納得のいく制作環境を整える為には、
コストがかかりますし、時間もかかります。
まずは最低限必要なもの揃え、
少しずつ、必要なものを必要な時に
揃えていくことが望ましいでしょう。