PCを用意し、
DAWを購入、インストール。
周辺機器もある程度は揃えた。
いい曲を作るぞ!
そして、曲作りを始めると必ず思います。
音がしょぼいなと、、、
よりリアルな音を求めるのであれば
ソフトシンセ(ソフトウェア音源)
の購入は必須です。
いざ購入しようと思っても種類が多く、
音質、使い勝手の面でどれがいいのか、
見極めることは難しいです。
そこで今回は楽器別に
私オススメの
ソフトウェア音源を紹介します。
ソフトシンセって何?
ソフトシンセとは
ソフトウェアシンセサイザーの略語です。
ソフトウェア音源とも呼んだりします。
ピアノ、ギター、ベース、ドラムなどを
打ち込む際に使用する
音源のことを指します。
CubaseではVSTインストゥルメント、
Pro Toolsではプラグインインストゥルメント
といったように、
DAWによって呼び方が異なりますが、
どれも同じ意味です。
マルチ音源か単体音源か
ソフトウェア音源を選ぶ上で
まず悩むところが、
マルチ音源を購入するか、
単体音源を購入するかといったところです。
様々な音源がパッケージされた
マルチ音源の方が高価ですが、
コスパはよく、
単体音源の方が1つ1つは安価ですが、
トータルすると、かなり高くなります。
正直、マルチ音源は
1つはあった方がいいと思いますが、
初心者にはオススメしません。
収録されている音源の数が膨大で
望む音源を探すのに
大幅に時間を取られます。
音源やエフェクトの名前を見て、
どんな音がするのかが分かったり、
そのエフェクトにどういった効果があるか、
そういったことをある程度知っていなければ
楽曲制作に取り入れることは、
かなり難しいと思います。
オススメのソフトウェア音源
単体音源は必要に応じて、
徐々に増やしていけばいいですが、
ひとまず、これから紹介するものを
揃えればいいと思います。
使用頻度の高いものから揃えましょう。
アコースティックギター音源
PROMINY ( プロミニー ) / Hummingbird
札幌のメーカーから発売されています。
アコースティックギター音源は、
たくさんの音源が存在していますが、
私の知る中で現時点において、
最もリアルな音源です。
PROMINY ( プロミニー ) / Hummingbirdという名前の通り、
1963年製のGibsonのHummingbirdを
サンプルした音源です。
完成までなんと3年半もかかったそうです。
特に、コード弾きが非常に綺麗で
ストローク奏法では
間違いなくNo,1の音源でしょう。
キラキラした印象の音色で
オケの中でも埋もれず、
しっかり主張することが出来ます。
目立つ音だからといって、
伴奏を邪魔することもなく、
隠し味的な使い方も十分に出来ます。
アコギ単体で聴かせるような曲でも、
問題はないですね。
デメリットを2点あげておきます。
まず1つ目として、
ピッキング奏法の音源しか存在しません。
指弾きの音源がないんですよね。
あともうひとつ、
動作が重いということをよく耳にします。
私が以前使っていた
Core i7、メモリ 6GB
のノートパソコンでは
問題なく使えていましたが、
他のソフトウェア音源やプラグインと
同時起動をすると、
確かに重さは感じていました。
動作環境は確認してから
購入した方がいいでしょう。
公式HPを確認しておきました。
参考にしてください。
CPU:Intel Core 2 Duo以上
メモリ:4GB以上
こちらから視聴できます。
エレキギター音源
VIR2 ( ヴァーツー ) / ELECTRI6ITY ソフトウェア・エレキギター音源
なんと8種類もの
エレキギターを収録しています。
(ストラト、テレキャス、P90、レスポール、リッケンバッカー、ダンエレクトロ・リップスティック、ES335、L4)
価格は高いですが、
この音質、収録されているギターの数
を考慮すると非常にコスパが高く、
お得だと思います。
ギターの打ち込み音源って
打ち込み臭くなることが多く、
使い物にならないこともありますが、
その点、ELECTRI6ITYは
べた打ちするだけでも、
すごくギターらしく鳴ってくれます。
ただ音は間違いなくいいのですが、
やはり非常に重いです。
動作環境は
CPU:Intel Core Duo 1.66kHz以上
メモリ:4GB以上
となっていますが、
実際、音源1つに
4GB以上も喰われることもあります。
4GBのメモリでは、
他のソフト音源と併用することは、
無理だと思っていた方がいいでしょう。
こちらから視聴できます。
ベース音源
SPECTRASONICS ( スペクトラソニックス ) / Trilian (USB Drive)SP
アコースティックベース、
エレクトリックベース、シンセベースまで
幅広く収録されており、
非常に高品質なソフトウェア音源です。
弦楽器特有のフレットノイズなどの
細かい音も含まれれおり、
非常にリアルに再現してくれます。
間違いなくベース音源の決定版でしょう。
こちらから視聴できます。
ドラム音源
FXPANSION ( エフエックスパンション ) / BFD3 w/ USB 2.0 Flash Drive
本当に叩いているのかと錯覚するほど
生音が素晴らしいドラム音源です。
タムの共鳴音までも収録されており、
実際にレコーディングしたかのような音が
特徴のドラム音源です。
プリセットを呼び出せば、
一流のエンジニアが作った音作りを
体験することが出来ます。
使い方は慣れるまでやや複雑ですが、
使っている方も多く、ちょっとググれば、
使い方を解説してくれている
ページがたくさんあり、
すぐに使えるようになるでしょう。
以下より視聴できます。
ピアノ音源
SYNTHOGY ( シンソジー ) / Ivory II Grand Pianos
Piano音源ではずば抜けていると思います。
こちらも高品質で素晴らしい音源です。
収録されているピアノの機種ごとに
いくつかのパッケージが
発売されていますが、
3種類のピアノ機種がパッケージされており、
オールマイティに使える
Grand Pianosがオススメです。
価格も他のパッケージと比較して、
お得ですね。
注意点が1つあります。
Ivory IIのライセンス登録には
iLokキーが必要です。
持っていないと、
「購入したのに使えない。」
ということになりますので、
忘れないようにしましょう。
こちらから視聴できます。
さいごに
今回紹介したもの以外にも
オーケストラ音源やブラス音源、
シンセ音源、エスニック音源など
まだまだ必要となる音源は数多くあります。
全てを一度に揃えることは大変。
徐々に揃えていきましょう。
さいごにもう一つ。
いい音源を購入すれば、
当然いい音がしますが、
プリセットのままの音で使うようなことは
私はあまりしません。
私が学生だった頃は
当然、高価なソフトウェア音源を
購入することなんてできず、
DAWにもともとある初期の音源をいかにリアルな音に調整するか、
といったことを繰り返ししていました。
DAWにもともと入っている音源でも
プラグインを駆使し試行錯誤すれば、
かなりマシな音源になったりもします。
お金が足りない、、
なんて言い訳をせずに、自分の技術を磨きましょう。
いい音源を購入した時に、
さらにいい音が作れるようになりますよ。